現在、販売されている陸亀の種類は限定的です。絶滅危惧種などは既に販売規制され入手は困難ですし、指定前に飼育していた個体は環境省への届出が求められています。
いずれにしても陸亀は希少生物です。大切に飼育したいものです。陸亀も多くの種類があり、種類によって飼育方法も異なります。食性も植物の葉、果実と個体による好みまであります。
人工飼料も販売されており手頃なのですが、過剰摂取も起こり易く甲羅の変形などは甲羅の成長スピードより筋肉のスピードが上回り発生します。そうなると回復は難しく変形のままです。
春から秋までは野草で充分対応出来ますが冬になると野菜で代用するしかありません。出来るだけビタミンと微量元素がバランスよく含まれた野菜になるのですが、お勧めは明日葉です。
水分が多い野菜だと下痢の傾向が見られます。
ネクトンレップの与え方としては野草や野菜に適量振りかけて与えますが、温水浴のお湯に溶かして与える方法もあります。経験的には温水浴に溶かせて飲ませ、排泄が行われれば終了です。
陸亀は種類によりストレスに弱いものもあり、その際はビタミンB群が有効です。鳥類用のネクトンにはBコンプレックスがあり、これもストレス障害の鳥に当たると回復します。
隠れ場所を作るのも絶対必要です。その際は新聞紙がお勧めで細かく切り裂いて使います。新聞紙のインクには微量の溶剤が含まれており、ダニの忌避効果もあります。鳥籠の下に新聞紙を敷きつめると鳥の排泄物の水分を吸収してフンにカビが発生するのを予防します。
ネクトンの良いところは多少量を多く与えても問題ない事です。